2018.1.19

がん①~予備知識編~

もう、お正月気分はすっかり抜けましたが・・・
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末年始、食べ過ぎや飲み過ぎで体調不良を
起こしたりしていないですか?インフルエンザが
流行っているようです。お気を付け下さいね。

今回は、「がん」について全般的な予備知識を
お伝えできたらと思っています。
そもそも、がんは日本人の死亡原因の第一位です。
約3割の方が、がんで亡くなっています。
様々な病気がある中で、「がん保険」が特化して存在
するのも、それだけのニーズがあるということなのでしょう。

【1】良性腫瘍と悪性腫瘍
腫瘍とは「腫れもの」という意味で、体の細胞の一部が勝手に
増殖をはじめ、塊となったものです。この性質は大きく良性と
悪性の2つに分けられます。厳密さを示すときには「腫瘍」では
なく「新生物」を用いる傾向にあります。

「良性腫瘍」・・・消化管に発生するポリープや皮膚にできるイボ
などの腫瘍。良性腫瘍の中には、時間とともに性質が変化し、
悪性腫瘍になるものもあります。皮膚、骨、大腸の良性腫瘍に
ときどきみられます。

「悪性腫瘍」・・・細胞が無制限に増殖して周囲の正常な細胞を
破壊し、いろいろな部分に転移を起こして生命に危険を及ぼす
腫瘍を「悪性腫瘍」または「悪性新生物(がん)」という。
<悪性腫瘍の特徴>
①自律性増殖:無制限な増殖を繰り返す
②浸潤(しんじゅん)と転移:周囲の臓器に広がったり、他の臓器に
            移ったりする
③悪液質:機能的障害の進行により、体が衰弱し精神が消耗した
    病態になる。                              

【2】悪性新生物(がん)
悪性腫瘍は発生する細胞の種類によって、「がん腫(上皮性悪性腫瘍)」と「肉腫(非上皮性悪性腫瘍)」に大別されます。
「がん腫」は、消化管や呼吸器粘膜、肝臓、腎臓などの臓器を構成する上皮細胞から発生する悪性腫瘍です。がん腫はさらに組織の型の違いから扁平上皮がん、腺上皮がん、未分化がんの3つに分けられます。「肉腫」は上皮細胞以外の骨、軟骨、血管、リンパ腺、筋肉などの細胞に発生する悪性腫瘍です。
周囲の組織を破壊・浸潤して全身に転移し、人体に致命的な害を与える
がん腫や肉腫のすべての悪性腫瘍を「悪性新生物」といいます。また、
腫瘍のうち悪性のものを一般的に「がん」と総称し、悪性新生物の代名詞
として使われることが多いです。

【3】なぜ、私たちはがんになるのでしょうか??
がんは正常な細胞が変異を起こしてがん細胞に変わり、細胞増殖
(分裂して増える)のコントロールが全く利かなくなり、勝手に増え続けて
しまう病気です。細胞のがん化は、遺伝子に異常が生じることで起きる
ことから「細胞の病気」または「遺伝子の病気」といわれています。
ただし間違ってはいけないのが、がんは遺伝子の異常が原因で起こる
病気ではあっても、親ががんであったから必ず子どももがんになると
いった親から子へと遺伝する病気ではないということです。ごく一部に
遺伝するがんが存在したり、がんのできやすさが遺伝する病気もあります
が、がんの多くは、遺伝要因よりは環境要因が大きいと言えます。

次回からは、部位別のがんの特徴を捉えられるようなお話をお伝え
できたらと思います。

『日本成人病予防協会 健康管理士一般指導員 受験対策講座 テキスト2より抜粋』
『国立がん研究センター がん情報サービスより抜粋」