2017.7.14

健診結果の見方③:腎臓について

こんにちは梅雨と言っても、当初はあまり雨が降っていません
でしたが、梅雨バテしていないでしょうか?
私は、風邪でもないのに急に咳き込むことが続いておりまして、先日
呼吸器内科を初めて受診してきました。胸のレントゲンも撮ってみましたが
異常なく、喉が過敏になっているかもしれないと薬を処方され、お陰様で
2日で治りました。異常を感じたら早めの受診をおすすめします。
沖縄はもう梅雨明けしてますが、夏本番前に体調崩さないようにしたい
ものですね。

さて、今回は健診の見方:腎臓についてお伝えしたいと思います。

まず…
【腎臓とは?】
腎臓は腰のやや上側に、脊柱を挟んで左右に1つずつあります。
成人の腎臓は大人の握りこぶしほどの大きさで、重さは1つにつき
約150g、形はそら豆に似ています。
106822
腎臓の主な働き・・・
①老廃物の排泄
②体内の水分量と電解質を一定に保つ
③ホルモンの産生

【慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidrey Disease)】という言葉を聞いたことが
ないでしょうか?
腎機能が慢性的に低下した状態を指します。糖尿病と並び、「新たな国民病」
とも呼ばれ、生活習慣病やメタボリックシンドロームとも関連が深く、だれもが
かかりうる病気です。初期の自覚症状が少ないので、注意が必要です。
CKDの代表的な疾患には、糖尿病性腎症、IgA腎症、ネフローゼ症候群、
腎硬化症などの病気があります。

【腎臓の検査】では、尿検査と血液検査が基本となります。

①尿検査
尿にタンパク質や赤血球が含まれていないかを調べます。
通常はタンパク質や赤血球は尿中にほとんど排泄されることはありません。
また、この検査で尿糖の有無も知ることができ、糖尿病発見の手がかりと
なることもあります。

②血液検査
数値についてはご自身の検査結果の基準値を参考にされて下さい。
主なものは以下3つです。
1、クレアチニン(Cr)
筋肉中でエネルギーを貯蔵するクレアチンリン酸と呼ばれる物質が代謝されて
できます。通常クレアチニンは尿中に排泄されますが、腎機能が低下すると、尿中
に排泄される量が減少し、血液中のクレアチニンが増加します。

2、尿素窒素(BUN)
体内のタンパク質が代謝されてできる物質です。クレアチニンと同じく尿中に排泄
されますが、腎機能が低下すると、糸球体と呼ばれる毛細血管の集まりでろ過
されにくくなり、血液中の尿素窒素が増加します。

3、尿酸(UA)
プリン体の代謝産物です。腎機能低下因子の1つですが、その他にも動脈硬化、
高血圧、肥満とも関連する物質です。また、尿酸が血液中に増加すると、高尿酸血症
となり、痛風の原因ともなります。

他に、総タンパク質、アルブミン、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、クロール(CL)、
カルシウム(Ca)、リン(P)があります。

③他に、腎臓の働きを調べる検査として以下のものがあります。
1、推算糸球体ろ過量(eGFR)
糸球体で、どのくらい血液がろ過されているか示すもの。クレアチニンの値と
年齢、性別から求めることができます。

2、クレアチニンクリアランス(CCr)
腎臓が、1分間にどれだけの量の血液からクレアチニンを排除しているかを
表します。

腎機能がほとんど機能しなくなると、透析治療が必要になります。
腎臓病と診断された場合には、腎臓の状態を正確に把握して急激な悪化を
避けることが重要です。

『日本成人病予防協会 健康管理士一般指導員 受験対策講座 テキスト2より抜粋』