治験とは

お薬を使用・販売するために必要なデータ収集です

病院や薬局で処方されるお薬や、ドラッグストアで販売されているお薬は、必ず厚生労働省の承認を受けてから世の中に出回ります。その承認を受けるためには、一般の皆さんにボランティアとしてご協力いただき、お薬のデータ収集を行うことが必要です。
このデータ収集の取り組みのことを治験(臨床試験)といいます。皆さんの病気やケガに有効で安全なお薬は、この治験なくしては使用することができません。つまり皆さんだけではなく、皆さんのご家族、国民にとって、治験はとても大切な取り組みなのです。

皆さんの意志を大切にしています

ひとつのお薬の開発には、通常 10 ~ 20 年もの歳月がかかります。「治験」=「怖い」というイメージをお持ちの方がいるかもしれませんが、治験は長い歳月をかけて研究されたお薬と、国によって厳しく定められたルールのもとで行われています。
また治験を実施する医療機関には、ご協力いただくボランティアの皆さんに対してお薬の詳しい説明を行う義務があります。心配なことがあれば何でも質問してください。説明を受けた上で、実際に参加するかどうかも皆さんの意志で決めることができます。
治験にご協力いただく皆さんが安心して参加できることが何よりも大切です。